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腰痛症
腰痛症について
背骨は28~30個の脊椎骨が柱のような形で連なってできています。脊椎骨の間には椎間板という軟骨のような組織があり、また靱帯という強い組織で連結しています。腰椎の活動性のバランスが崩れると脊椎の正常な動きができなくなり腰痛が起こります。
腰痛症の原因
腰痛症の原因はさまざまですが、大きく次の三つに分けられます。中でも脊柱に原因がある場合が多くなっています。
脊柱関連(骨柱、椎間板性、椎間関節症、筋・筋膜症)
内臓機能低下によるもの
精神的・心理的なもの
主な疾患と症状
病気の種類によって腰痛の部位や、痛み方に特徴があります。
急性腰痛症 (ぎっくり腰) |
中腰で物を持ち上げたり、身体をねじるなどの動作で急に生じた腰痛のことをいいます。 |
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腰椎椎間板 ヘルニア |
腰椎部にある椎間板に強い力が加わって線維輪の亀裂から髄核が押し出された状態をいいます。 |
腰部脊柱管 狭窄症 |
脊柱管のまわりの骨、椎間板や靱帯の変化のために脊柱管が狭くなり、その中の馬尾神経や神経根を圧迫する上体をいいます。 |
腰部分離 すべり症 |
脊柱骨の前方部分と後方部分との連結部に骨折のような分離が起こるものを腰椎分離症、その結果脊椎が前にずれるものを腰椎分離すべり症といいます。 |
変形性脊椎症 | 椎間板の老化現象が隣り合わせの脊椎骨に影響を与え、骨にいろいろな変形変化を起こす状態をいいます。 |
骨粗鬆症 | 骨のカルシウムの吸収と排泄のバランスがくずれ、骨にスポンジのように孔がたくさんあいてもろく、折れやすい状態になったものをいいます。 |
腰痛の他に次のような症状があるときには、骨、関節以外の病気の可能性が高いので意思に相談しましょう。
- 吐き気
- 下肢の痛み
- 全身倦怠
- 発熱
- 血尿
- 知覚障害
- 筋力低下
- 排尿障害
検査
問診
脊髄症状の進行したものは
痛みによる変形
前かがみができない
単純エックス線検査
MRI検査(T2強調画像)
脊髄造影検査
造影後CT検査
その他の検査
- 髄液検査
- 椎間板造影検査
- 椎間関節造影検査
- 神経根造影検査
急性期
1.安静
・セミファウラーの姿勢
・側臥位の姿勢
2.骨盤牽引法
3.薬物療法
- 消炎鎮静剤
- 筋弛緩剤
- 循環促進剤
- 精神安定剤
- 貼布剤
- 塗布剤
4.ブロック注射
局所麻酔剤の注射によって痛みをとる方法をブロック療法といいます。
慢性期
- 温熱療法
- 装具療法(コルセット)
- 手術療法